言葉がとどく関係性
こんにちは!
なないろ学習塾倉敷教室です。
以前の投稿で、
指導のさい大切にしていることとして、
信頼関係をつくることをあげました。
信頼関係といっても漠然としているので、
今回はより具体的に書いていこうと思います。
ひとことで言えば、「言葉がとどく関係性をつくる」ということです。
先生ー生徒という関係性も力の差を含んでいますが、
それ以前に、大人ー子どもという関係の中にも大きな力の差があります。
その力の差を利用して「これをやりなさい!」と
子どもになにかを強制することは簡単です。
でも、子どもにだって思いがあります。
「今日はちょっとやる気が起きない」
「学校で嫌なことがあって何もやりたくない」
そういった思いに、できるだけ耳を傾けることを意識して、
日々、塾に来られるお子さんと接しています。
個人的な話になってしまうのですが、
私は中学3年から高校の間、不登校でした。
いくら私が「行きたくない!」といっても、
親は無理やり学校に連れていきました。
そのうち、
「どうせ言っても無駄だ」
「私の意思なんて誰も尊重してくれない」
と思いを伝えることを諦めるようになりました。
親は何も伝えてくれない娘になす術もなく、途方に暮れていました。
「何も言わんかったらわからんじゃろ!」と逆ギレされたこともありました。
信頼していない相手に、どうして伝えることができるのだろう。
当時の私は、言い返す気力も失せて、ただただ、怒声を浴びていました。
このような経験から、
「力の差に無自覚なまま相手の言葉を奪うこと」
は絶対しないようにしよう、と心に決めました。
もちろん、人間なので体調や精神的ストレスで、
強い口調になったり、不機嫌を表に出してしまったりすることもあります。
ただ、行動のベースは、
頭ごなしに否定しない
相手の言葉に耳を傾ける
できるだけ本人の思いを尊重する
を心がけています。
力で言うことを聞かせるのは簡単ですが、
そこに信頼関係は生まれません。
怒られるからやる、ではなく、自分が納得して学習に取り組めることが大切です。
「この人の言うことならきいてもいいかな」
まずはお子さんにそう思ってもらえるよう、
自分の言動を省みる日々です。
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