理解の枠組み
こんにちは!
なないろ学習塾倉敷教室です。
今回は、
診断名との距離感
について書いていこうと思います。
当塾は主にグレーゾーンのお子さんを対象としています。
塾生の中には、知能検査や発達検査などをうけ、
ADHD、ASD、LDなどの診断名をもらっているお子さんもいます。
ただ、それはかなり少数です。
そもそも、一概に診断するのがいい、とは考えていません。
診断を受けることは、良い点、悪い点の両面を含みます。
良い点として、
日常生活でのさまざまなトラブルの要因に気づき、
不必要に自分のできなさを責めることが減ったり、
より過ごしやすくするための工夫を考えたりできるようになる、
ということを挙げることができるでしょう。
悪い点としては、
広く知られている名前が発達「障害」ということもあり、
社会にまだまだ負のイメージが残っていることや、
個々人の理解度にもばらつきがあるため、
無理解な人から「普通」を求められ苦しくなってしまう
といったことが挙げられるでしょう。
診断名がついても
その内実はそれぞれのお子さんによって千差万別です。
ADHDやASD、LDといった枠組をとおして見ることは、
塾生の特性のおおまかな理解に役立ちます。
しかし、それだけで見ていると、見落としてしまうことが確実にある。
診断名を理解の補助にはするけれど、それを指針にはしない。
ここには、細心の注意を払っています。
「ADHDの〇〇さん」で見てしまうと、そういう特徴しか拾えなくなるかもしれません。
「〇〇さんはそういう面もある」という視点で見れば、違う一面にも気づきやすくなる。
理解の枠組みにのみ込まれて、眼の前の子どもの在り方を歪めてしまわないように。
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住所
奉還町本校:岡山県岡山市北区奉還町3-1-30 SGSG
倉敷教室:岡山県倉敷市船倉町1700 富田ビル2階
電話番号
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