板書はマルチタスク
こんにちは!
なないろ学習塾倉敷教室です。
今回は
板書は高度技術である
ということを書いていこうと思います。
当塾の基本スタイルは集団授業ですが、
オプションで個別指導(追加料金制)も行っています。
個別指導では、塾生の希望に合わせて
対面で座って紙に書きながら説明したり、
ホワイトボードを使って説明したりしています。
さて、ホワイトボードで解説をしながら塾生をみていて、
板書ってたくさんの作業が組み合わさった行為だな、と感じました。
私は電話応対がとても苦手なのですが、板書もそれと同じことをやっているよな、と。
相手の話を聞きながら、要点を書き取り、
書いている最中も相手は話し続けているので、それも聞き取りながら書いて・・・
と。
私がなぜ電話応対が苦手かというと、
ちゃんと聞こうとすると書けなくなるし、
書いていると相手の話が聞き取れなくなるし、
つまり、書くか聞くかひとつしかできないからです。
それなら全部聞き終えてから書けばいいじゃん、となるかもしれませんが、
聞いたそばから忘れていってしまうのです、、、
流しそうめんでたとえると、話者が流す人、キーワードがそうめんだとして、
すごいスピードと頻度でそうめんが流れてくるのであたふたしている間に、
話者は全てのそうめんを流し終えてしまっている。
しかも掴めたそうめんはちょっとだけ、のような感じ。
板書場面に話を戻すと、
先生の話を聞いているときは書き写せないし、
書こうと思うともう先生が消し始めている。
あわてながらなんとか書き写したけれど、後で見返すと字が汚なすぎて読めない、、、
教える側になって始めて気づきましたが、私、板書を消すの早すぎる、、、
塾生は、わからないところを理解しようと先生の解説をきいている。
そのとき書くことは中断している。
先生が話し終わったところでようやく書き写しが始まる。
教える側は、こちらが書いているときにあちらも書き写し、
こちらが話し終わるときにはあちらも書き終わっている、という体で進めていきます。
書こうと思ったら消され始め、先生次の内容の説明を始める、
板書を写そうと思ったらまた消されていく・・・
というふうに、どんどん取り残されていく。
聞きながら書くことが難しいお子さんにとっては、
周りのペースに合わせようとすると、全ての作業が中途半端になってしまいます。
さらにはそれを「他の子はできるんだから努力しなさい」と責められたりもする。
当塾では、少人数の利点を最大限活かして、
一人ひとり自分のペースに合わせて学習を進めていきます。
学校のやり方が合わないのであれば、別のやり方を見つけていけばいい。
講師とのやりとりがその一助になれば嬉しいな、と思いながら、
日々子どもたちと向き合っています。
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住所
奉還町本校:岡山県岡山市北区奉還町3-1-30 SGSG
倉敷教室:岡山県倉敷市船倉町1700 富田ビル2階
電話番号
086-897-2476
(対応時間:月~金13-20時 土10-12時)
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