葛藤
こんにちは!
なないろ学習塾倉敷教室です。
今回は
指導における葛藤
について書いていこうと思います。
学校と同じような授業態度を求めることが
発達障がい・グレーゾーンを対象とする塾の在り方なのか
最近、この疑問が頭から離れません。
「学校と同じ授業態度」とは、
きちんと椅子に座って、黙って学習に取り組むこと。
立ち歩き、私語、貧乏ゆすり、ペン回しなどは
どの教育場面でも禁止または注意事項になりますよね。
しかしこれは、とくにADHDのお子さんが苦手とする部分です。
脳の実行機能障がいで行動抑制が働かないので、
いくら注意されたり怒られたりしても、行動の修正ができにくい。
本人もやめたいけれど、体も口も動くことを欲して、
それを意思の力で抑えるのがとても難しい、ということもよくあります。
学校や学童で散々注意や叱責をうけて、
さらに塾でも同じ対応をとられたら、逃げ場がなくなってしまう。
発達障がい、グレーゾーン対象の塾なのだから、
一般の教育現場とは違うアプローチができないものか。
せっかく違う視点で子どもの行動をみることができるのだから、
特性に合わせた指導の在り方を模索する。
それこそが必要なのではないか、と個人的には考えています。
もちろん、動いたりしゃべったりが
他の塾生の学習をあまりにも妨害しているときは、注意します。
そのときも、ただ「だめだよ」「静かにして」「座って」と言うのではなく、
「他の子が集中できなくなるから、やめよう」など
その行動が周りにどういう影響を与えているのかくわしく伝えるように心がけています。
また、特性によっては、一度注意されただけでは行動を修正できない、
注意されたこと自体を忘れてしまう、ということもあるので、
「前にも注意したでしょ!?」ではなく、
何度も理由を添えてその場にふさわしい行動が何かを示します。
このような感じで、特性によるどうしようもなさを
うまく方向づけることに重きをおいているので、
一般的な塾と比べると倉敷教室はかなり賑やかだと思います。
恐怖ではなく安心を基礎に運営するよう心がけているので、
最初はある意味塾の体をなしていない、と映ることもあるかもしれませんが、
頭ごなしに怒らない、きちんと尊重してもらえている、とわかると、
シンプルな声かけだけで、子どもも問題行動(とよばれるもの)を
やめることができるようになったりもしています。
体験授業も受けつけておりますので、ぜひ一度教室の様子をみにいらしてください!
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住所
奉還町本校:岡山県岡山市北区奉還町3-1-30 SGSG
倉敷教室:岡山県倉敷市船倉町1700 富田ビル2階
電話番号
086-897-2476
(対応時間:月~金13-20時 土10-12時)
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