自分が自分の味方であること(後編)

こんにちは!

なないろ学習塾倉敷教室です。


今回は、前回に引きつづき

自分が自分の味方であること

について書いていこうと思います。


個人的な体験を振り返ると、

生きていくなかで打ち砕かれていった

自分のいのちそのものの価値を取り戻すとき、

そこには味方でいてくれる存在があった

ということに思い当たります。


味方でいてくれる存在とは、

つらいときにそばにいてくれたり

ただただ私の言葉に耳を傾けてくれたり

どうしようもない心のモヤモヤを吐き出させてくれたり

「あなたが感じたことは間違っていないよ」と言ってくれたり

そんな、私が私であることを許してくれる存在でした。


社会のなかでうまくやっていくため、

他人に迷惑をかけないように、波風立てないように。

理不尽と思いながらも、「ふつう」から外れて攻撃されるのが怖くて、

「この私のままでは生きていけない、ふつうにならなくちゃ」と

どうにかして私を「ふつう」という枠の中にはめ込んで。

いつしか「ふつう」からはみ出た私は見ないようにして、

それは「矯正されるべき(悪い)もの」と否定して切り捨てて。

それが日常になると、はみでた私を無視して切り落とす痛みにすら気づけなくなって。

それが「大人になる」「社会人になる」ということだと、自分に言い聞かせ。


無視して切り捨てた部分こそ、私が私である証のはずなのに。

社会の圧力に押し流されて、自分でも知らないうちに私を削っていく。


学校にいけなくなったとき、私が一番私の敵である、と気づきました。

学校に行けていたときは、不登校の同級生が理解できなかった。

自由時間がたくさんあって羨ましい、とさえ思っていました。

学校にいけない時間は、「自由」時間なんてものじゃなかった。

毎日毎日「なんで行けないの?」と自分で自分を責めることしかできない。

「ふつう」ができない自分が意味不明でした。

自分で自分を納得させられないのに、

どうして親や担任はじめ周りの大人を納得させられるのか。


同級生を裁いていた刃で、自分をグサグサ突き刺し続けました。

体の自傷はなかったけれど、心は血まみれだった。


ある転機をさかいに、私は私を取り戻していきました。

死んだほうがマシだと思っていたダメダメな私を、

ダメダメなまま受け入れてくれる場と出会ったからです。

そこには味方でいてくれる存在がたくさんいました。

本当に感謝しています。


今、私が講師としてやりたいこと、やろうとしていることは

恩返しと恩送りのようなものなのです。

私を救ってくれた人たちは、口を揃えてこう言います。

「あなたが私から受け取ったものは、私に返すのではなく、それを必要としている人に渡してあげて」


相変わらずダメダメなところもたくさんあるけれど、

私の命をつないでくれた人たちの想いを、次の世代に引き継いでいけるよう、

私に何ができるか考え、実践する毎日です。


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一人ひとりのお子さんの特性に合った学び方を一緒に探す学習塾。 主役は子ども、講師は伴走者。 「ふつう」にできなくても「じぶんなりに」できるようになれば大丈夫! 自己理解を深めて、できる!わかる!を増やしていこう!