苦手の特徴 ②

こんにちは!

なないろ学習塾倉敷教室です。


前回の投稿では、

抽象化の難しさについて、グレーゾーンや発達特性をもつ人の脳内を、

パソコンのデスクトップにたとえしながら説明しました。


今回は、

実際の学習場面において、このつまずきがどのような形で現れるかについて

具体的な場面を挙げて、書いていこうと思います。


ではさっそく


抽象化が難しいお子さんが、

2ケタ×2ケタのかけ算(筆算)

をしているときの脳内を覗いてみましょう。


問題をみます。

かけ算の記号と筆算の形式から、かけ算の筆算をやることがわかります。

脳内デスクトップには、たくさんのフォルダが並んでいます。

その後は以下の通り。


①筆算のやり方フォルダを探す→ひらく

(デスクトップに戻る)

②かけ算フォルダを探す→ひらく

(デスクトップに戻る)

③足し算フォルダを探す→ひらく


それぞれに立ち上がったウィンドウを行きつ戻りつしながら、答えを求めていきます。

ここに、「繰り上がり」や「0を含むかけ算」が入ると、

さらにそのウィンドウも別で立ち上がります。


一方、抽象化が難なくできる人の脳内はというと・・・

デスクトップに並ぶフォルダの数は

具体フォルダの人の少なくとも100分の一、1000分の一のため

目的のファイルを探しやすい。

そして、参照するのも「掛け算の筆算」フォルダだけ。

それを開けば、その中にすべての手順が入っています。


いかがでしょうか?

抽象化が難しいお子さんにとっては、

1問解くだけでも、尋常じゃないエネルギーを使うのです。

陸上競技でたとえるなら

抽象化が容易な子なら100m走くらいの問題を解くために、

10km走のとき並みのエネルギーが必要になる

という感じ。


こう考えれば、1問解けただけでもはなまる💮です。

他の子と比べてしまうと全然できないように映るけれど、

そんなことは全くありません。

むしろ、すごく頑張っているのです。


今のままで十分すぎるくらいよくやっています。

頑張った自分をたくさん褒めてくださいね。


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なないろ学習塾 倉敷教室

一人ひとりのお子さんの特性に合った学び方を一緒に探す学習塾。 主役は子ども、講師は伴走者。 「ふつう」にできなくても「じぶんなりに」できるようになれば大丈夫! 自己理解を深めて、できる!わかる!を増やしていこう!