間違えられる場

こんにちは!

なないろ学習塾倉敷教室です。


今回は

学習に関する誤った思い込み

について書いていこうと思います。


以前の投稿で、塾生が抱える

間違えること・失敗することへの過剰な恐怖心

についてふれました。


とくに学習場面では

「間違えた自分の回答を消して、模範解答を書く」

塾生の姿をよく目にします。

塾生のなかには、テスト結果をみせてくれるお子さんもいます。

テストは教える側にとっても学びの宝庫なので

これからの指導の在り方を考えるうえでも、とても貴重な資料です。


テストを見せてもらうと、とくに、応用問題

(評価観点でいえば、思考力・表現力)の部分で無回答(白紙)のことが多いです。

そうなるのは、難しくて全く歯が立たなかった、という理由もありますが、

消し跡があったりもするので、

答えが合っているか自信がないから書かなかったんだろうな

と感じたりもします。


間違いを見たくない、というのは誰にでもある心の動きです。

そもそも、何ひとつ間違えず全部完璧にこなせる人なんていません。

だからこそ、間違えたときにきちんと向き合う力を育むことも大切です。


ただ、まずは、間違えても否定せず、

どうやったらできるようになるか一緒に考えること

が必要だなと、子どもたちをみていて思います。

教える側が、間違えたときにそれを責めて、

頑張れと言って一人で解決策を考えさせる、ということを繰り返していると、

子どもの中には

「間違えることは悪いこと」

「間違えても助けてくれない」

「間違えたらもうもとには戻れない」

という自分を苦しめる価値観が育っていきます。


間違えたら否定されるので、間違いを隠すようになることもあります。

教える側としては、

子どもができないことを隠すことと

できないのにできるフリをすること

が一番の困りもの。

学習での困りごとを少なくしていくのが塾の役割なので、

困りごとがわからないと対処のしようがありません。


子どもだから本人も何に困っているのかわかっていない、

うまく言語化できない、という面もありますが、

困りごとに気づくツールとしてのプリントやテストからさえ手掛かりを掴めないとなると、

それこそお手上げ状態に…


だからこそ、当塾では、子どもたちと信頼関係を作ることを最優先にしています。

とにもかくにも

「ここは間違えても怒られないところだ」

と信じてもらえるような声かけ、関わり方をする。

守ったり手当てしたり、サポートしたりする人はいても、

傷つける人はいない、ということを実感してもらう。


心が戦場だと勉強どころではなくなりますからね。


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なないろ学習塾 倉敷教室

一人ひとりのお子さんの特性に合った学び方を一緒に探す学習塾。 主役は子ども、講師は伴走者。 「ふつう」にできなくても「じぶんなりに」できるようになれば大丈夫! 自己理解を深めて、できる!わかる!を増やしていこう!